突発性難聴の話（つづき１８）

■2011年9月11日

日常生活では何不自由なく過ごせる程に回復した。先週くらいまで、静かな場所で聴こえていた「ボボボボ・・・」音はもう聞こえない。針治療院の院長が、「（後遺症のような音も）きれいに治りますよ」と言っていたのを思い出した。その場では少々半信半疑で、「この程度の後遺症なら仕方ないか･･･」くらいに考えていたのだが、院長の言っていた通り、すっかりさっぱり治った。

素晴らしい。

次回はいよいよ後治療の最終回で、一応これで治療は完了する。あとは再発した時、もしくは保守の意味での来院となるようだ。「再発しても決して慌てないように！」と念を押された。よし、これでまたちょっと調子が悪くなっても大丈夫！保険のようなお言葉を頂いているので安心だー！

ところで、今日は色々な意味で深い日だ。
半年前の今日は東日本大震災、10年前の米国では同時多発テロが起こった日だ。

見る限り、私の周りの日常は平和そのものだが、忘れてはいけない。

耳は順調。

耳が聴こえるようになると、聴こえなくて不便だった時の記憶が薄れてゆく。ヒトの力かもしれないが、大変な時期を乗り越えて平常に戻ると、大変だったときの記憶が薄れるのは早い。

毎日を平穏に過ごすことが出来ている私は、やっぱりラッキーだと思わずにはいられないのです。