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今日でまた一つ歳を重ねた [本日の感謝]

・・・のである。

父がちょっとした手術を受けて母だけだったので、少しのんびりしようと先週半ばから実家に戻っていた。

朝目が覚めて、起きて、泣けてきた。

何十何年か前、私が生まれたこの日、私が今こんな状態でいるなどと誰が思っただろうか。

まだまだ昭和の時代。日本全体が夢や希望でいっぱいだった頃。私が生まれた瞬間、父も母もそれはそれは喜んだことであろう。五体満足の元気でジャンボな女の子だ。4つ上の姉はついに「おねえちゃん」になり、私は家族の一員として迎え入れられた。

とても裕福、とは言えなかったかもしれないが、父と母と姉からたくさんの愛情と優しさを受けて、大事に大事に育てられ、大病も大怪我もすることはなかった。

たくさんのワガママも言ったし、ひっくりかえって泣きわめいて欲しいものを手に入れたこともある。

もちろん、言うことを聞かなかったときには物置小屋に閉じ込められ、大声で泣き叫びながら扉をけ破って脱走したこともあるし、ベランダで締め出されえたときには、犬が冷めた目で見守る中、雨樋を伝って庭に降り立ち、何食わぬ顔で玄関から戻ったこともある。

小さい頃の思い出がたくさん蘇ってくる。

社会人になってからも、2度も海外へ長期滞在した。
大事な娘が、見知らぬ土地に一人で行くことを、両親はどんなに心配したであろうか。

それなのに、私は自分の事しか考えず、勝手気ままに行動しては落ち込み、その度に両親に心配を掛け、嫁にも行かず、この年まで過ごしてきた。

自分勝手とはこのことか。
親不孝者とは私のことか。

情けない。

あの時に生まれた我が子が、中年になってパワハラを受けて適応障害で無職になり、目の前で苦しんでいる。

私も苦しいが、それを目のあたりにした両親はもっと苦しいかもしれない。

ごめんなさい。

ごめんなさい、お父さん、お母さん。

こんな歳になってまで心配をかけてごめんなさい。

今はどん底ですが、そのうちきっと笑い話になります。
だから、もう少し待って下さい。

私も、これを試練だと思って受けます。


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